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住宅

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ミュンヘン
2015年12月22日
最終更新日:2023年10月10日

ミュンヘンの住宅事情

渡航前からRigoll先生から聞かされていたことだが、とにかくミュンヘン市内の住宅事情は厳しい。

家賃は東京の都心で暮らすよりかは安い印象を受けたが、価格よりも住宅の供給量の問題が大きい。東京でも過度に価格にこだわらなければ物件なんていくらでもあるし、その日のうちに物件を内覧して決めることだってできる。ミュンヘンは100万人を超える大都市でありながら、住居を見つけることが難しく、途中から来た留学生も部屋探しには苦労していた。

そんな事情もあって大学のゲストハウスは最初から数も少なく、何か月も前から予約をしなければまず入れないようだ。最初は大学の留学生課のようなところが紹介され、入れそうな部屋があるか当たってもらったが、最終的には自力で探してくださいと沢山の賃貸業者のリストを貰った。後からわかったが、そのリストはTUMのサイトにも載っている。賃貸には家具付きとそうでないもの(いわゆる日本の賃貸と同じで、部屋だけのもの)がある。海外からの滞在者が多いだけあり、家具付きの物件には洗濯機や冷蔵庫などの電化製品、テーブルなどの家具類、ベッドやシーツ・タオルなど、物件によりけりだろうけど、日常生活が始められる。場合によっては電話やインターネット、ケーブルテレビなど現地で契約すると面倒なサービスまで含まれているものもある。賃貸

賃貸業者

賃貸業者は沢山あるが、その中でもMr.Lodgeは短期滞在者にとってよい選択肢だと思う。Webで物件を詳しく調べられ、物件数も豊富、情報の更新も早い、英語で書かれているなどの点で海外からの渡航者にとって便利な点が多い。偶然かもしれないが、同じ時期に客員で来ていた人もMr.Lodgeでアパートを借りていた。

Mr.Lodgeはミュンヘン市専門でやっているようで、入居後のサポートも手厚い。さらに便利なことは、その気になれば渡航前でも契約手続きが出来てしまう。渡航後に選ぶという考えもあったが、渡航前に賃貸契約を交わし、敷金や仲介手数料を支払い、現地で鍵だけもらう状態にして行った。住所が確定しているので、到着後すぐに住民登録などの手続きができるので、銀行口座開設や諸々の手続きも滞りなくできた。

部屋探し

Mr.Lodgeのサイトでは、希望のエリアや部屋数、予算などで検索すると、合致する物件はそれなりに出てくる。重要なのは契約可能な期間がバラバラな点。まず、すぐに入居できる物件と、今の入居者が退去した後の何月何日から可能という物件がある。あと、最低契約月数が物件によって6か月だったりもっと長かったり、逆に何月何日までというように期限つきのものもある。

部屋数は1部屋がいわゆるシングルユース、2部屋が2人用、3部屋からファミリー向けの物件。あとは物件ごとに設備が若干違っていたり、電気代やガス代が家賃に含まれているか、電話やインターネット回線が備え付けられているか(料金は家賃込だったり別だったり)などがある。室内の写真は各部屋ごとにあり、基本的には写っているものがそのまま備え付けられていると考えて良い。

私の理解では、家具付きの物件はほとんどが個人の所有物で、家主の趣味で家具や内装が揃えられているようだ。例えば壁に絵がかかっていたり、置物みたいなものが写真に写っていたら、そのままの状態で入居することになる。食器や調理器具、ベッドのシーツや布団、バスタオル、掃除道具など生活に必要なものはほぼそろっていた。Mr.Lodgeの物件紹介には、物件のレベルが☆で示されているので、これが多いほど充実しているのだと思う。私の場合は4つだったが(最高は5つ)、十分すぎるレベルだった。

アパートの契約

住宅の空き状況は月によっても変わるだろうが、私が探したタイミング(渡航の1か月半ぐらい前)では、大学徒歩圏の物件で即入居できるもので2,3件、渡航後にすぐに入れそうなタイミングで2件ほどだった。現時点で空いているものは基本的に早い者勝ちで即契約可能だが、仮予約のようなことはできないので、契約日から家賃が発生する。まあ当然と言えば当然の話。物件情報は逐次更新されるとはいえ、渡航前にこれを見せられると、心配性の人なら渡航後にすんなり決まらないかもと思うのは当然。

結局は、渡航前に物件を決めて、正式に申し込みをした。渡航後1週間ほどで入居可能な大学近く(非常に近い)の物件にした。日本に比べると部屋は広いので、2部屋のアパートでも十分じゃないかと思ったが、結果的には3部屋で正解だったと思う。2部屋の部屋はファミリー向けにはなっていないので、設備が合わないかもしれない。例えば冷蔵庫が小さいとか、キッチンが狭いなど。Mr.Lodgeによれば、通常はファミリー向けは3部屋からを想定していて、最終的には家主が判断するということらしい。

申し込みには希望の物件のほか、定型のフォームに必要事項を書いて送る。収入などのほか同居者の人数などを書いた気がする。その後、Mr.Lodgeが家主に照会して契約の可否を確認する。私の場合はすんなり契約に至ったが、家主がNGを出すこともあり得るということだろう。

補償金は2か月分で、日本と同じように退去時の原状復帰にかかった費用を除いた分が返ってくるらしい。Mr.Lodgeに支払う仲介手数料は、契約期間によって徐々に増え、最高でも家賃の150%で頭打ちになるシステムだった。これらは契約完了後の何日かの間に支払うため、銀行振り込みで家主に送金した。手数料はカードでも支払いができる(電話でしか受け付けて貰えないが、英語で対応してもらえる)。

賃貸契約書には家主と借り手の双方がサインをするもので、サインしたものをスキャナで取り込んで、メールに添付して送り返した。契約書はドイツ語だが、Mr.Lodgeが英訳したものを作ってくれた。

入居

入居は、契約日以降で都合の良い日時(平日)を決めることができた。鍵を受け取り、家主あるいはMr.Lodgeのスタッフと内装のチェックをした。これも日本でもおなじみのスタイル。30分ぐらいで確認が終わって無事入居完了。

部屋探しのヒント:オクトバーフェスト後

賃貸物件はオクトバーフェストの後がねらい目らしい。現地の学生が口をそろえてそう言う。それだけ人の移動があるということだろうか...

 

国際電話

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ミュンヘン
2015年12月22日
最終更新日:2023年10月10日

自分から電話をかけることは無いにせよ、普段の連絡先になっている番号を繋がらない状態にするわけにもいきません。携帯電話の国際ローミングを使えば一番簡単に済みますが、特殊なこだわりから、私は海外では使えない古い端末を延々と使い続けています。国際ローミングをするにしても、不必要な電話で毎回着信料が取られるのは気分がよくありません。現地の携帯電話を連絡先にしたほうが、こちらのほうが国際電話は安いですのでよさそうですが、電話番号が変わったことをいちいち知らせるのは面倒です。

そこで、携帯電話の番号をそのまま使いつつ、通話料金を節約するため、Skypeのオンライン番号を併用してみました。

Skype

ありがちな話ですが、日本国内との通話にはSkypeを使いました。スマートホンにSkypeアプリを入れて、普段は自宅のDSL回線を介して使っていましたが、携帯電話の3G回線でも音声通話なら支障ありません。Skypeに限らずとも、IP電話をPCやスマートホンで使えるようにするサービスを使えば、同じことができるはずです。実際に、通話料だけで使えるサービスも存在しますので、日本国内の番号だけで済むならSkypeを使うよりも安いと思います。

Skypeオンライン番号

通常、Skypeから加入電話や携帯電話へ発信するには、Skypeのクレジットを購入して、国番号+電話番号で発信することができますが、一般の電話から着信を受けるには着信用の電話番号が必要です。Skypeでは「オンライン番号」と呼ばれる有料のオプションがあり、申し込むと1年間有効な日本の電話番号(050で始まるIP電話の番号と同じ)が使えるようになります。オンライン番号にかける側は、IP電話と同じ扱いになるので、固定電話ならなら市内通話の感覚で安くかけられるようになります。

オンライン番号は、2012年5月の価格で年間7,500円かかり、少々高い気がします。しかし、月額プランに入ることで半額になります。月額プランは、毎月の定額料金で、一定時間の無料通話が付いてくるものです。もっとも安いプランでは1か月60分の無料通話で130円でした(2012年5月)。

Skypeのクレジットやオンライン番号も含めて、円建てで払うとかなり割高です。支払い通貨を外貨にするともっと安く。私はドルで決済していますが、オンライン番号は$50で、半額のキャンペーンも同じように適用されます。$1=80円で考えても2,000円ですので円建ての場合(3,750円)と比べるとかなり安くなります。月額プランも、円建てより安くなります。

携帯電話の番号をSkypeオンライン番号に転送

実際は各国のIP電話会社を介して電話番号を買っていることになるので、日本の番号を取得すると、日本のIP電話と同様のサービスが受けられます。IP電話では、全国一律の料金体系なので、。海外でSkypeを使っていても、日本の電話番号を使っていることには変わりないので、携帯電話の転送先をSkype

国内の発信者→携帯電話(Skypeオンライン‘番号に転送設定)→Skypeで着信

オンライン番号のメリット

Skypeの固定電話番号の面白いところは、国ごとに別々が番号が持てることです。日本では050で始まるIP電話で、発信者番号が通知されず使い勝手が悪いですが、海外の現地番号は通常の固定電話と同じ扱いのものが取得できるものが多いようです。一部の国ではその国の住所がないと取得できない場合もあるようですし、とくに制限のない国もありました。ドイツはドイツ国内の住所が必須でした。

いろいろな国のSkypeオンライン番号を持つメリットはSkypeのサイトでも活用例として書かれていることですが、特定の国の一般電話に頻繁に通話することがあれば、その国の電話番号を取得することで、国内通話と同じように使うことができるわけです。私の場合でいうと、日本国内の電話番号を持っていて、ドイツに居ながらにして、日本国内通話一定のサービスが

日本の携帯電話

着信専用で使うこともできますが、時差も大きく、なによりも着信だけでもお金がかかります。不要な電話で課金されるのは気分が悪いので、Skypeを使って転送させることにしました。私はDoCoMoの携帯電話を使っていますが、転送電話というサービスで、無料で指定の電話番号に転送してくれます。転送先はおそらく自由に選べると思いますが、これを国外電話にするのでは金銭的にあまりメリットがありません。先に書いたようにSkypeの国内電話番号に転送させると、携帯電話からIP電話(一般加入電話と同等)にかける料金だけで転送し、ドイツ国内(に限らず、Skypeが使える環境ならどこでも)で着信を受けることができます。

普段からそれほど電話を使わないので、Skypeの有料サービスを使う意義がどれほどあるかわかりませんでしたが、結果的には国内のカード会社や銀行と連絡を取り合うことがあり、同じことを通常の海外ローミングで通話したら、着信料だけでも結構な金額になったと思います。

 

在留届

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ミュンヘン
2015年12月22日
最終更新日:2015年12月22日

3か月以上の海外在留者は、日本の外務省に届け出をすることになっている。ミュンヘンには日本領事館があるので、そこで手続きをすることができるが、書面での申請やインターネットでも行うことができる。主に非常時の安否確認のためのものであり、治安のよいミュンヘンではその心配はなさそうだが一応登録した。帰国時にも変更届が必要。

ORRne(インターネットによる在留届電子届出システム

ここ http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ で手続きをすることができる。アカウント作成など少々面倒もあるが、家族全員分を紙に書いて記入するよりは手間がない。手続きには現地の自宅や職場の住所のほか、日本や現地での緊急連絡先などを登録する。しばらくすると、完了登録の通知がメールで送られてきた。

 

インターネット回線

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ミュンヘン
2015年12月22日
最終更新日:2015年12月22日

自宅のネットワーク回線は必要だったが、残念ながらアパートにはインターネット回線や電話回線は付いていなかった。電話の引き込み口があり、以前は電話が引かれていたような形跡があった。建物内の電話線はそのままになっているだろうから、DSLが簡単に引けるだろうと考えた。入居しばらくはプリペイドSIM(O2のFlat Lというプランで、7.5MBpsが5GBまで使える。1か月25€)を買って使ってみたが、予想通りあまり速くないのと、5GBで十分な気がしないので、その上のプラン(7.5GBに35€)にする、数か月であれ固定回線にしたほうがいいんじゃないかと思った。とりあえずはプリペイドSIMを使うことにして、1か月もあれば固定回線が引けるだろうと思っていた。

ドイツにもDSL業者は沢山あるが、最低契約期間が2年のものが多い。契約期間の縛りがない会社では、Alice(以前は別会社だったがO2のサービスになっている)しか選ぶ余地がなかった。アパートではCATVが使えたので、CATVのオプションのインターネット接続を申し込んで使うほうが早くて確実だと思ったが、大家さんを通さないと無理だと思ったので断念。

申し込み

Aliceとの契約は、インターネットから申し込みができる。O2のサイトはドイツ語で書かれているが、Webのフォームに必要事項を記入するだけなので、申し込み自体は特に困らない。 自宅住所や連絡先などのほか、支払の銀行口座番号などを申し込み時に入力した。決済方法は銀行引き落とししか無かったがしたので、現地の銀行口座が必須かもしれない。

O2の店頭でも申し込むことが出来るはず。申し込みはインターネットのほうが簡単に済ませられると思うが、トラブルになった時、電話だけで対処するのはそれなりに苦労するので、店頭で申し込むほうがトラブル対応は楽になるかもしれない。テレコムのエンジニアが来ないときに、近所の店頭に相談にいったところ、インターネットで申し込んだなら、カスタマーサポートに電話しろと門前払いされてしまった。単に運が悪かっただけかもしれない。

プラン

Aliceのプランには、固定回線(+電話回線)のAlice Homeほか、O2の携帯電話のプランなどがセットになったAlice Home & Goというプランがあり、少し複雑。携帯電話も同時に使うならセットにしたほうが安いはずだが、すでにT-MobileのSIMを使っていたので、私の場合は固定回線のみのAlice Homeを選んだ。

Alice HomeにはSとMとLがあるが、回線速度はいずれも下り16Mbpsで上りは1Mbps(別途オプションで50Mbps/5Mbpsにすることもできる)で、高いコースになると電話代が無料になるなどの付加価値が付くだけだった。私はインターネット回線だけあれば十分だったので、Alice Home Sを申し込んだ。1か月24.99€で、年中やっていそうなキャンペーンで最初の3か月は14.99€だった。そのほか初期費用で50€ぐらいかかる。レンタルモデムはキャンぺーで無料だった。日本のADSLに比べると高い気もしたが、電話回線も込になっていると思えば大差ないレベルかもしれない。

申し込む際に、50€のクーポンが付いているものがあったが、一定期間以上の継続利用が条件になっていたのでやめた。SATURNではギフト券付きで契約できそうな気がしたが、契約期間の縛りがあるかどうかは確認していない。

AliceQuickStartというサービスが無料で付いてくる。これはO2の携帯電話のデータプランでいうところのFlat M(3.6MBpsで上限1GBまで通信できるプラン)に相当するSIMが3か月間無料で使えるもの。要するに回線が開通するまでの間、これで凌いでくださいということらしい。これを最初から知っていればわざわざSIMを買わなくてもよかった気がするが、現実的に‘1か月で1GByteというのは厳しいので、固定回線の代用になるかは疑問。日経新聞電子版だけで数100MByteは使ってしまうので、節約して使ったつもりでも、最初に買った5GBも1か月たたないうちに使い切ってしまった。

申し込み後の経過

しばらくすると契約内容や接続のための書類が自宅に郵送されてきた。QuickStartのSIMは本人確認が必要な郵便で送られてきた。レンタルのモデムも宅配便で届いた。あとはドイツテレコムのエンジニアが自宅に訪問して、電話回線のチェックをするらしく、その予定日の通知が来た。7月の終わりぐらいで、申し込みから2週間ぐらい後だったと思う。しかしこの最後が難関だった。

テレコムのエンジニアが来ない

訪問時間は午前か午後のどちらかしか選べない。申し込み時には午前で希望を出していたが8:00~12:00の間に来るとしか分からない。最初の日は待てども待てども誰も来ないと思っていたら、アパートの玄関に紙が貼ってあったことが昼近くになって判明。8:30に来たけど不在でした。という内容のメモで、問題は特にどこに連絡しろとも書かれていないことだった。

とりあえず、この仕事はO2からドイツテレコムに委託されているようなので、テレコムだろうかと思い、ドイツテレコム(実際にはT-Mobile)に問い合わせると、最初はもう一度手配してあげるよという流れだったが、途中からO2の顧客だとわかると、それはO2に聞いてくださいと言われた。T-Mobile自身もDSLのサービスを提供しているので、自社の客だと思われたらしい。

O2でもう1度来てもらうようお願いして、翌週にアポイントをとって貰った。このとき、顧客番号と申し込みのときに決めたパスワードが必要になる。しかし、その翌週も来なかった。もう1度お願いしてアポイントを取ってももらうが、また来なかった。この2回は玄関先のメモも何も貼られていなかったので、ドイツテレコムの問題なのか、O2がきちんとアポイントを取ってくれなかったかは分からない。Webで調べるとドイツテレコムのサービスマンが来なくて困っている話は珍しくないらしいが、いくらなんでもひどい話。4度目に電話したときは、さすがにO2のサポートの人も謝っていたが、怒って苦情を言えるほど英語が達者ではないので、きっと紳士的な顧客に見えただろう。

ちなみに、O2のサポートセンターはドイツ語の自動アナンウンスが流れる。最初は怯んで電話を切りそうになったが、しばらく待っているとサポートの人に直接つながる。英語で対応をお願いすると、近くの人に代わってもらうか、別の番号をアナウンスされたりもした。テレコムのエンジニアの再手配をお願いするときは、調整した後にコールバックしてもらうことが多く、混んでいなければ翌週を確保してくれた。自宅の玄関に表札(名前)がしっかり書かれているかなどを確認された。テレコムの人が来なかった理由には、名前の姓名の判断がつかず、表札を見ても居住者がいるかどうか分からなかったんじゃないかと思った。

4度目のアポイントでようやくテレコムのエンジニアが来てくれた。建物の別室にあるところで回線をチェックすると、30分ぐらいで確認作業は終わった。昼ぐらいには接続できるようになっているから機械をつなげてくださいとあっけなく終わった。アパートの電話線の引き込み口は場所がすぐに分かるところだったし、建物内のことも何も聞かれなくても勝手にやってくれたので、とくにコミュニケーションは必要なかったが、作業してくれたエンジニアの人は英語が通じたので助かった。

DSL開通

電話の引き込み口は日本とは少し形状が違っているが、モデム(無線LANルーターつき)をつなぐケーブルは端子の形が決まっているようなので、どことつなぐかはすぐに分かった。モデムの電源と電話線をつないで起動して、有線LAN経由でPCと接続して、初期設定をした。

ルーターの設定は、PCのブラウザでルーターに接続すると、DSL接続のためのパスワードなど事前に送られてきた紙を見ながら入力する。それほど多機能なモデルではなさそうだが、フィルタリングやポート中継など、普通のルーターに備わっている機能備わっていた。設定項目が少なく、単語を調べながら簡単に設定が完了した。ちなみに、無線LANNは初期状態のSSIDやパスワードなどが本体の裏側のラベルに書かれているので、無線LAN接続でも同じことができるはず。

私は電話は使わなかったが、ルーター本体に電話やFAXのポートが付いていたので、スプリッタのようなものは必要なさそうだった。

 

住居者登録

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ミュンヘン
2015年12月22日
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ドイツで3か月以上滞在する場合は、滞在許可証とは別に居住地を役所に登録しなくてはいけない。Webには現地に到着して2週間とか入居後1週間とか書かれており、どちらが本当か分からないが、早めに登録をしなければいけないことに違いはない。届け出そのものの必要もあるが、この手続きで受け取る書類が銀行口座開設のときや郵便を窓口で受け取るときの証明書として必要になる(特にこれは地味に重要)。ビザは3か月経過するまでに取ればよいが、居住地登録は生活に必要な手続きに必要になるため、早くとったほうが良いと思う。

手続き

住民登録の手続きは、Einwohnermeldamtという住民課のようなところで行う。地下鉄U3/U6のPocci str.駅すぐにある建物で。建物内はいろいろな部署に分かれているが、住民登録は地上階のフロアだった。滞在ビザの取得も同じ建物で行う。

ちょうど昼休みにあたる時間に着いたので、窓口はおろか建物内にほとんど人がいなく、案内もドイツ語で書かれているため戸惑ってしまった。人もいないので散歩がてら回ってみていると、いくつかのアルファベットごとに部屋が分かれている。同じ部門でもイニシャルごとに受付が分かれているらしい。なるほど。"S"のところを探して待っていると受付時間になってので、受付で 住民登録をしたいというと、番号札を貰って呼び出しを待つことに。

電光掲示板で番号が呼び出され、部屋に入る。ビザでも同様だったが、手続きは書類を出して窓口で対応してもらうのではなく、個室で担当者と面談するような形で行った。担当の方の質問にいくつか答えながら、担当者が端末にいろいろと打ち込んでいた。重要事項は滞在の目的と期間、住所だったと思う。住所は入居前だったが契約書のコピーを持っていき、そこに記載されている住所を確認してOKだった。また、同居する人の全員のパスポートも必要。

日本領事館のサイトには申請用紙があるように書かれていたが、私の場合は自分で書いて出すような書類は無かった。本当は受け付けで出さなければいけないものなのかも知れないが、対応してくれた人が代わりに書いてくれたのかもしれない。

一通り終わったら、住所と住んでいる人の一覧が印刷されたA4の紙を受け取った。ビザのように特別な証明という雰囲気はなく、住所と名前が書かれた単なる紙にしか見えないが、一応これが証明書のようだ。この紙は住民登録を解除するときにも必要らしい。ここでの手続きでは、英語だけでとくに不自由はしなかった。

登録後

住民登録後、市から公共交通の案内や子供の育児情報誌?や幼稚園案内が送られてきた。交通局の案内では、路線図や時刻表など、希望の路線や駅のものを無料で送ってもらえるらしく、いくつか申し込んだ。郵便かWebで申し込みができる。多くは駅でもらえるものと同じだと思うが、駅で販売されている有料のマップも無料で貰えた。

その他、納税者番号を通知する書類が全員に送られてきた。私の場合は現地では無所得(滞在先の大学からは給料を受けていない)なので、おそらく何ら関係がないものだが、子供たちにももれなく発行されていたので驚いた。単なるミスなのか、住民登録をしたら一律に割り当てる仕組みなのか分からないが、この手の番号は変な例外を設けるより、機械的に割り当てるほうが人を使わないので効率的だと思う。同僚にこの話をしたらありえない話だと笑っていたが、実際に税金の請求がない限りは放置でいいんじゃないかと言っていた。

追補(2016年)

 4年前と同じように登録することができたが、住居の証明(賃貸契約書)に同居人の名前が全員記載されていないため、最初の時点では自分しか住居登録ができなかった。至極まっとうな理由なので、前回はたまたま見逃してもらえただけのように思う。同居人を記載する追加の書類(家主のサインが必要)を用意して再度KVRに行き、全員の住居証明がもらえた。委任状を用意しておけば全員がいかなくてもOKでした。登録解除は書類に必要事項を埋めて提出(郵送でも良い)だけだった。

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